【危険】乳児へのハチミツ禁止令
どうも、ひもです。
今日はいい天気で最高です(寒いですが)!
さらに、授業も一コマだけという日!
本日のニュース:「乳児ボツリヌス症による初の死亡例」
東京都足立区の生後6か月の男児が、ほぼ毎日2回ハチミツ入りのジュースを与えられ、「乳児ボツリヌス症」が発症し死亡しました。はちみつの量は一回で約5g程度だったらしいです。発症例は以前からあったらしいですが、死亡例は初めてとのこと。国立感染症研究所によると、はちみつは大人が食べても問題ないが、1歳未満の子の腸内は未発達のため、ボツリヌス菌が腸内で発芽・増殖し毒素を出す、また、蜂蜜は乳児ボツリヌス症との因果関係がわかっている唯一の食品とのこと。
5gって小さじ一杯弱くらいの量です。
こんな少量でもアウトらしいので、注意してくださいね!
乳児ボツリヌス症って何?
乳児ボツリヌス症は、食品中に含まれる毒素による一般的なボツリヌス食中毒と異なり、ボツリヌス菌芽胞を生後1 年未満の乳児が経口的に摂取した結果、腸管内で菌が発芽・増殖して産生した毒素により発症する。腸管内での菌の増殖が、便の検査によって確認される。生後2週目以前の乳児における感染報告例は少なく、母乳(初乳)に含まれる成分が菌の定着・増殖を抑制している可能性がある。
引用元:IDWR「感染症の話」
乳児ボツリヌス症の原因
主な原因は、汚染された蜂蜜の摂取です。
大人は腸内が発達していますが、未発達の乳児は症状が出ます。
また、東京都では、自家製野菜スープも乳児ボツリヌス症を起こしたと推定された例もあるそうです。
芽胞による汚染される可能性のある食品は、ハチミツ、野菜ジュース、コーンシロップなどです。
乳児ボツリヌス症の症状
・三日以上の便秘
・哺乳直の低下
・脱力状態
・泣き声が弱くなる
・呼吸困難
・麻痺症状
どれかが当てはまったら、病院へ行って下さい!
乳児ボツリヌス症の予防方法
芽胞による汚染の可能性のある食品の摂取を避けることです。毒素そのものを摂取する食中毒とは異なり、乳児ボツリヌス症の場合は体内に入ってから毒素が出されます。そのため、食品を選別することが、最も良い方法と言えます。
ちなみに、乳児ボツリヌス症は症状が出ないと診断も治療もできないらしいです。
ですので、注意してください!
最後に
インターネット上には、様々な育児情報があります。
専門家や公共機関から出された情報をまずは信じて、その他信憑性に欠ける情報は参考程度にしておきましょう。今回の件に関しても、足立区は国の通知に基づき、母子手帳や乳児健康診断で注意を呼び掛けていたとのこと。
情報社会ではこれに限らず、情報を信じすぎないことが重要だと思います。
ハチミツに気を付けてください、以上!